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金CFDの口座を比較するときは、会社ごとの「1枚・1Lot」が何オンスに相当するかをそろえ、費用と強制決済の仕組みまで確認することが大切です。最小注文が小さいことや手数料が無料であることだけでは、自分に合う口座は決まりません。
この記事では、GMOクリック証券、DMM.com証券、OANDA証券、Plus500JP証券の国内向け金CFDを比較します。国内全社を網羅した一覧ではなく、掲載順もおすすめ順位ではありません。個人の通常口座を基準に、2026年10月12日に確認した公式情報を整理しました。未確認は情報を確定できていないという意味で、取扱いがないという意味ではありません。
金CFDは現物の金を受け取る購入とは異なり、価格差を決済する取引です。証拠金を超える損失が生じる場合もあります。比較を進める前に、負担できる損失の範囲と取引予定の数量を考えておきましょう。
まず契約数量と最小注文数量を比べる
契約数量は、画面に入力する1枚・1Lotに対応する金の量です。最小注文数量は、実際に注文できる下限です。「同じ1Lotなら、会社が違っても同じ金量・同じ損益になる」という誤解を避けるため、契約数量と最小注文数量を区別します。以下のozはトロイオンスを意味します。
| 会社・商品 | 1枚/1Lotの金量 | 最小注文数量 |
|---|---|---|
| GMOクリック・金スポット | 1枚=1oz | 0.1枚=0.1oz |
| DMM CFD・金スポット | 1Lot=1oz | 今回の確認では未確定 |
| OANDA・XAUUSD(MT5) | 1Lot=100oz | 0.01Lot=1oz |
| Plus500JP・金XAU | 未確認 | 未確認 |
出典:GMOクリック証券の取扱銘柄、DMM CFD取引説明書のCommodity部分、OANDA証券の取扱銘柄(確認日:2026-10-12)。Plus500JPの金XAUの単位・最小数量は今回確定していません。
換算を確かめると、GMOクリックの0.1枚は1oz×0.1=0.1oz、OANDAの0.01Lotは100oz×0.01=1ozです。画面上の数値ではOANDAの方が小さく見えても、対応する金量は異なります。DMMの「1Lot=1oz」から、最小注文も1Lotだとは推定していません。
金量の比較は価格差による損益を理解する入口です。実際の損益には売買価格、円換算、保有中の調整額なども影響します。数量の違いだけで収益性や安全性を評価することはできません。
必要証拠金は入金額のおすすめや損失上限ではない
必要証拠金は、新しい取引を建てるための資金条件です。保有を続ける条件やロスカット判定で使う証拠金とは区別して読みます。
| 会社・対象 | 新規の証拠金条件 |
|---|---|
| GMOクリック・金スポット | 商品CFDは取引金額の5% |
| DMM CFD・Commodity | 約定時必要証拠金は総約定代金の5% |
| OANDA・XAUUSD | MT5は5%、MT4は10% |
| Plus500JP・商品CFD一般 | 5%を下限とする会社指定率。金XAUの個別率は未確認 |
出典:GMOクリック証券の取引ルール、DMM CFD取引説明書、OANDA証券の銘柄別表、Plus500JP証券の取引説明書 §8.2.3(確認日:2026-10-12)。
GMOクリックでは新規約定価格を基に必要証拠金を計算します。DMM CFDでは約定時とロールオーバー時の維持必要証拠金を分けています。OANDAでは取引ツールによって金の証拠金率が異なるため、商品CFD全体の案内だけで率を決めないようにしてください。
同じ金量を取引する場合、証拠金率が低くても価格差による損益が小さくなるわけではありません。最小必要額だけを入れてよいとは限らず、評価損や費用、証拠金条件の変更に対応する余力が必要です。金XAUの個別率が不明なPlus500JPについて、他社と同じ前提で最低必要資金を算出することはしていません。
費用は手数料・スプレッド・保有コストを分ける
取引手数料と総コストは別です。買値と売値の差であるスプレッド、保有期間に応じた調整額、入出金などの費用も確認します。
| 会社・対象 | 確認できた費用の区分 |
|---|---|
| GMOクリック・金スポット | 取引手数料無料。スプレッドと金利調整額は別 |
| DMM CFD・金スポット | 管理費・取引手数料無料。スプレッドと金利調整額あり |
| OANDA・金CFD | 取引手数料無料。スプレッドとファイナンシングコストあり |
| Plus500JP・一般案内 | 通常の取引手数料はノンスリップ注文を除き無料。スプレッド・調整額等は別。XAUの適用値は未確認 |
出典:GMOクリック証券の取引ルール、DMM CFDの調整額案内、OANDA証券の商品CFD案内、Plus500JP証券の費用案内・取引説明書 §9.6(確認日:2026-10-12)。
DMMの金スポットは金利調整額の対象で、先物参照銘柄の価格調整額と分けて説明されています。OANDAの金のファイナンシングコストは、NY17時点の保有に関する条件を銘柄別に確認します。DMMの調整額案内、OANDAのファイナンシングコスト(確認日:2026-10-12)
比較するなら、同じ日時、実際の金量、買い・売り、想定保有日数をそろえて記録します。一度の観測から「いつでも最安」とは判断できません。Plus500JPの一般案内にある注文機能も、金XAUでの対応と追加費用を確認してから比較に含めましょう。
ロスカットは判定方式と追証をセットで確認する
ロスカットとは、条件に達すると会社側が建玉を強制決済する仕組みです。逆指値注文と同じではなく、想定した価格での決済や損失額の上限を保証しません。
| 会社・対象 | 判定と決済の概要 |
|---|---|
| GMOクリック・商品CFD | 建玉ごとのロスカットレート到達で処理。追証は別制度 |
| DMM CFD・Commodity | 維持率50%以下。未約定注文取消後の回復例外あり。追証は別制度 |
| OANDA・商品CFD | 維持率100%以下。損失の大きい建玉から100%超まで処理。追証・マージンカットなし |
| Plus500JP・一般条件 | 維持率100%以下。維持証拠金の小さい建玉から100%超まで処理。口座区分別に管理 |
出典:GMOクリック証券の取引ルール、DMM CFD取引説明書のCommodity「ロスカットルール」、OANDA証券の説明書の店頭商品CFD、Plus500JP証券の説明書 §9.10.2(確認日:2026-10-12)。
50%と100%を数字だけで比べて「どちらが安全」とは判断できません。分母となる証拠金、注文の扱い、判定単位、決済順序が異なります。GMOクリックの建玉別方式も、口座全体の維持率方式と同じ表現に置き換えないことが大切です。
DMM CFDでは営業日終了後の維持率100%未満で追証が発生し、所定期限までに解消できない場合の強制決済があります。CommodityとIndexは別管理です。追証がない方式でも不足金が生じないとは限らないため、元本超過損の扱いも説明書で確認してください。
利用条件と新規に使える取引環境を比べる
商品を扱っている会社でも、申込条件を満たさなければ利用できません。以下は主な条件の抜粋で、すべての審査基準ではありません。
| 会社 | 主な申込条件・準備 |
|---|---|
| GMOクリック | 証券取引口座が前提。金融資産100万円以上、80歳以下、証拠金取引経験3か月以上等 |
| DMM.com証券 | 国内居住、18歳以上75歳未満(高校生除く)、リスク理解、本人名義の国内銀行口座等 |
| OANDA証券 | 原則国内居住、未成年・75歳以上は新規申込不可。商品CFD用サブアカウントが必要 |
| Plus500JP証券 | 顧客情報・本人確認・マイナンバー確認、承認が必要。年齢等の詳細基準は今回未確定 |
出典:GMOクリック証券の取引ルール、DMM CFD取引説明書のCommodity「アカウント登録」、OANDA証券の受付基準、Plus500JP証券の申込案内(確認日:2026-10-12)。
OANDAはMT4用サブアカウントの新規開設を2026年3月27日に終了したと案内しています。新規利用を考える人はMT5の現行手順を確認してください。上のMT4証拠金率は、これからMT4口座を作れるという案内ではありません。OANDA証券の商品CFD案内(確認日:2026-10-12)
資産や経験の申告は事実に沿って行います。条件を満たしていても審査通過や取引開始時期は保証されません。生活費を除いた資金で損失を負担できるかも、申込可否とは別に判断しましょう。
口座を選ぶ前に残す確認記録
最後に、取引予定の金量、必要証拠金の計算根拠、費用、強制決済、利用条件を一枚にまとめます。URLと確認日を残すと、条件が変わったときに見直せます。
| 確認事項 | 判断を保留する例 |
|---|---|
| 数量と単位 | 最小注文が何ozか説明できない |
| 費用 | 買い・売りや保有日数の適用条件が不明 |
| 資金管理 | 追証・不足金・強制決済の関係が不明 |
| 時間と操作 | 取引可能時間、休止、注文取消しの条件が不明 |
取引時間は会社・銘柄・夏時間・休日で変わるため、各社の銘柄案内と休場告知で確認します。Plus500JPの金XAUの時間を、他社の金の時間から補うことはできません。未確認項目が判断に影響する場合は、公式資料やサポートで確認できるまで注文を見送れます。
よくある疑問
最小注文数量が小さい会社が一番よいですか?
少ない金量で取引を考えやすい点はありますが、費用、利用条件、強制決済、操作環境も必要です。最小数量だけで口座全体の優劣は決められません。
Plus500JPの欄が未確認なら金を扱っていないのですか?
国内CFD案内で金の取扱いは確認しています。ただし、金XAUの契約単位、最小数量、個別証拠金率などを本記事で確定できていません。取扱いの有無と、個別条件の確認状況は別です。
取引手数料が無料なら短期売買を増やしてよいですか?
売買のたびにスプレッド等の負担があり、取引回数を増やすほど損失の機会も増えます。手数料無料を理由に不要な取引を増やす判断は避けましょう。
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